テニスガーデンレニックス(横浜市保土ヶ谷区今井町)では、テニス・ソフトテニスラケットのガット張り替えを承っております。
当テニスクラブでは、JRSA会員(日本ラケット・ストリンガーズアソシエーション)が会員みなさまのラケット・ストリング選びをお手伝いいたします。
JRSAは、プロツアーへのストリンガー派遣の窓口にもなっており、所属するストリンガーは世界のプロテニスプレーヤーが使用するラケットを張る技術と経験が認められています。
関東・全国で活躍する当ジュニアチーム所属選手だけでなく、一般テニススクール・テニスクラブの会員様のストリング張替えまで、すべてJRSA会員のストリンガーが丁寧に張り上げます。
外部からの持ち込み(テニス・ソフトテニス)も承っております。お気軽にお申し付けください。(アクセスはこちらをご覧ください。)
以下、ガット張り替えの料金・情報などの詳細をご覧ください。
他店と比べて安い!テニスラケットのガット張り替え料金一覧
当店では、地域のスポーツショップ・ラケットショップと比べても、比較的安い料金で張り替えを行っております。
例)外部の方が、ガットを持ち込みで張り替えた場合 → 税込み2,500円
ガット張り替え料金表
当店取り扱いガット一覧
取り扱いガット:Ak PRO CX1.24・エクセル1.25・X-ONEバイフェイズ1.30・エクスプロッシブツアー1.25・アルパワー1.20・ハイパーG1.25
※ガットによって料金は異なります。フロントにてご確認下さい。
あなたにおすすめのガットの種類・太さ・テンション・張り方は?
・ガットっていろんな種類があって結局何を選んだらいいかわからない!
・いろんなテンションを試してみたけど何ポンドが自分に合っているかわからない!
・1本張り、2本張り(ハイブリッド)貼り方を聞かれてもよくわからない!
きっとこのような経験があるでしょう。
このようなストリング張り替えのお悩みを解決するため、ガットに関する基本情報をまとめました。
ぜひ、参考にして下さい。
ガットの種類による特徴と違い
ガットの種類は大きく分けて、ナイロン(モノフィラメント・マルチフィラメント)、ポリエステル、ナチュラルの3種類に分けられます。
それぞれ使用する線維や構造が異なるため、打感や反発性、耐久性に違いがあります。
ナイロンガットの特徴
ナイロンは、テニスのストリングの中では最もメジャーです。
また、ナイロンの中にも様々な構造や素材のものがあります。そのため、性能も反発系・スピン系・振動吸収系等様々なタイプがあります。
モノフィラメントは芯が1つの太い繊維で出来ており、打球感が固く、ボールの弾きが良いのが特徴です。
マルチフィラメントは芯が複数の繊維で出来ており、ナチュラルガットと同じ構造になるため、打感が柔らかくナチュラルに近い感覚になります。
ポリエステルガットの特徴
ポリエステルは、プロテニスプレーヤーが数多く使用し、一般にも広く普及したストリングです。
初期はずば抜けた耐久性の高さが評価されていましたが、最近は各メーカーが打球感や性能にもこだわっており様々なタイプがあります。
基本的には、ナイロンよりも反発力が低いため、ハードヒッター、ヘビースピナーに人気です。
「耐久性が高い」=「ゲージを細くできる」ため、スピン量を増やすことが可能です。
しかし、テンションが短時間で落ちやすく、打球時の衝撃が強いことから小学生以下にはおすすめできません。
ナチュラルガットの特徴
ナチュラルは、牛の腸から作られる高級ストリングで、ポリエステルとハイブリット(2本張り)で張る選手が多いストリングです。
打球感が柔らかくボールを弾く感覚が良いのが特徴です。
しかし、天然繊維ゆえに湿気等の外的要因に弱く、管理が難しいと言われています。
最近は素材が進化したことで、一般的な選択肢の1つにもなっています。
このように、ガットの種類によって特徴や違いがあるので、あなたが該当する種類のガットを選んでみて下さい。
ガットの太さ(ゲージ)による特徴と違い
ガットの太さは、大きく分けて細い(~120)・普通(125~130)・太い(130~)の3種類に分けられます。
ゲージが細ければ細いほど、
- 反発力が上がる
- スピン量が増える
- 打球感がシャープになる
- 耐久性が低くなる
という特徴があります。
ゲージが太ければ太いほど、
- 反発力が下がる
- スピン量が減る
- 打球感がマイルドになる
- 耐久性が高くなる
という特徴があります。
このように比較すると一見細いゲージの方が高性能なように感じますが、自分の特徴に合った太さを選ぶことが重要です。
例えば、ガットが切れやすいジュニア選手は太いゲージのものを選ぶ方が良いでしょうし、飛びが気になる方は太いゲージを選ぶ方が良いでしょう。
ガットのテンション(ポンド)による特徴と違い
ガットのテンションは、大きく分けてゆるい・普通・固いの3種類に分けられます。
多くのラケットが40~60ポンドの間で張られています。
ガットのテンションが緩いと、
- 打球が飛ぶ(打球角度が上がる)
- スピン量が増える
- ボールが食い付く
- 打球感が柔らかくなる
という特徴があります。
ガットのテンションが固いと、
- 飛びが抑えられる(打球角度が下がる)
- スピン量は減る
- 球離れが速い
- 打球感は硬くなる
という特徴があります。
最近はラケットが硬めになってきているので、比較的に緩めに張る傾向がありますが、自分の打ち方やプレースタイルに合わせて変えると良いでしょう。
ガットのテンションは打球感やボールの飛びなど好き嫌いが大きく分かれるため、色々なポンドで試してみましょう。
ガットの貼り方による特徴と違い
ガットの貼り方は、大きく分けて1本張りと2本張りの2種類に分けられます。
1本張りとは、その名の通り1本のガットでラケットを張り上げる方法を意味します。
特徴としては、
- 2本張りと比べると使うガットの長さ(ラケット15~16本分)が短い
- 結び目(ノット)が全部で2か所になるため緩みづらい
- 張り方のバリエーションが多いのでストリンガーによって差が出やすい
- フレームに負担がかかりやすい
という点が挙げられます。
2本張りとは、2本のガット(縦・横)でラケットを張り上げる方法を意味します。
特徴としては、
- ストリンガーによる張り上がりの違いが出にくい
- フレームに優しい
- 1本張りと比べると使うガットの長さ(縦:ラケット8.5本分・横:8本分)が長い
- 結び目(ノット)が全部で4か所になるため緩みやすい
という点が挙げられます。
また、2本の違う種類のガットを組み合わせて張るハイブリッドも2本張りと同じ特徴を持ちますが、さらに特徴をあげるとすれば、
- 縦糸の役割(耐久性やスピン量など)と横糸(打球感など)の役割を大きく変えられる
- 縦糸と横糸のテンションロスが違うため、ラケットに負担がかかる
という点が挙げられます。
例えば、遠征などが多くストリンガーが毎回違うことの多い選手は、普段から2本張りにしておくと張り上がりの誤差が少なくなります。
ガットの張りっぱなしはテニス肘の元!おすすめのガット張り替えの頻度は?
一般的に、ガットの張り替えは1シーズン(3ヶ月)に1回と言われています。
これはガットの品質の問題もありますが、季節や気温によってボールの飛びが変わるため、その時期に合わせてテンションを変えると良いからです。
ガットのテンションは張り立てから1時間程で少し落ち、その後は1週間ほどテンションを維持してから、緩やかにテンションを落としていくと言われています。(プレー時間の長さによっても緩み具合は異なります。)
だから、高頻度で張り替えをしても張り替え過ぎということはありません。
また、テンションが低下する=弾力性が低下するということは、腕にかかる負担を大きくします。
緩んだガットでプレーを続けると、いわゆるテニス肘や手首・肩の痛みの原因になることもあります。
そのため、目安として3ヶ月に1回は張り替えを心がけましょう。
テニスラケットのガット張り替えについてのQ&A
ここからは、お客様から頂くよくある質問にお答えしたいと思います。
ガットはどのくらいの時間テンションを維持できますか?
ガットの種類にもよりますが、ガットのテンションは張り立てから1時間程で少し落ち、その後は1週間ほどテンションを維持してから、緩やかにテンションを落としていくと言われています。ちなみに、ポリエステルの方がナイロンやナチュラルよりも切れにくいですが、テンション維持に関してはナイロンやナチュラルの方が高いと言われています。(プレー時間の長さによっても緩み具合は異なります。)
ガットの縦横でテンションを変える意味はありますか?
2本張りをする場合は、ガットの縦横のテンションを変えることが出来ます。基本的に、横ガットを縦ガットよりも2~3ポンド落として張るケースが多くあります。なぜなら、縦横を同じテンションで張るとラケットが縦長に変形する可能性があるから(縦よりも横の方が距離が短く本数が多いから)です。特にボックス形状のラケットはラウンド形状のラケットよりも変形する可能性が高いため注意が必要です。また、ハイブリッドで張る場合はそれぞれの素材に合わせてテンションを変えると良いでしょう。
プロはどのようなガットをどのくらいのテンションで張っているのですか?
プロの選手はそれぞれ自分のプレースタイルに合ったガットを使っています。最近は、世界ランキングトップの選手は、ナチュラルとポリエステルのハイブリッドを使用しています。例えば、錦織圭選手は縦:ナチュラル・横:エレメント(ポリエステル)、ロジャー・フェデラー選手は縦:ナチュラル・横:アルパワーラフ(ポリエステル)、ノバク・ジョコビッチ選手は縦:ナチュラル・横:アルパワー(ポリエステル)を使用しています。テンションは、試合環境や調子に合わせて変更したり、いくつかのパターンのラケットを持っていたりしますが、錦織圭選手は縦48ポンド・横45ポンド(2019年全米オープン)、ロジャー・フェデラー選手は縦59.5ポンド・横57ポンド、ノバク・ジョコビッチ選手は縦59ポンド・横56ポンドと言われています。
テンションが低い・高い(緩い・固い)の自分に合った選び方を教えてください。
緩い方がガットが良く動く、ボールの弾道が上がりやすく回転がかかりやすいため、ラケットをしっかりと振ってスピン量を多くかけて戦いたい方におすすめです。一方で、固い方がガットが動きにくく、ボールの弾道は低くなり回転がかかりにくいため、フラット系でコントロールをしたい方におすすめです。
男性と女性で平均テンションに違いはありますか?
プレースタイルや使用しているラケットにもよりますが、一般の場合は男性の方が女性よりも固く張る傾向があります。男性は平均45~50ポンド、女性は平均42~46ポンドと言われています。プロの場合は、男子の方が女子よりも緩く張る傾向があり、それは男子の方がよりスピン系のショットを使い、女子の方がよりフラット系のショットを使うからだと言われています。
最近は緩めに張るのが流行りと聞きましたがどうなのでしょうか?
ラケットの剛性が高まってきているため、ガット張りのテンションは緩くなってきています。プロでも40ポンド未満の選手もいるほど緩めに張るのがトレンドになっているのは間違いないでしょう。一昔前は60ポンドで張っていた方でも、最新のラケットであれば50ポンド前後までテンションを落とす必要があるでしょう。
スピンをたくさんかけたいのですがおすすめのガットの種類・テンションの選び方はありますか?
スピン量を増やしたいのであれば、ゲージが細く良く滑るガット(ポリエステル)を緩めに張ると良いでしょう。なぜなら、打球時にガットがたわんで戻ることでボールに回転を与えるからです。いわゆるスピン系ガット・スピンガットと呼ばれるもので、ボールに引っかかりやすくするために表面に凹凸があったり、多角形であったりするものも販売されていますが、その分ガットの動きが悪くなってしまうこともあります。
初心者のガットのテンションはいくつがおすすめですか?
使用するラケットやガットにもよりますが、最初は43~50ポンド程度をおすすめします。一度使ってみて自分に合うテンションをみつけてみて下さい。
小学生・中学生・高校生にそれぞれおすすめのガットの選び方教えてください
小学生はナイロン、中学生はナイロン/ポリエステル、高校生はポリエステルをおすすめします。低年齢のジュニアのうちは、ナイロンもしくはポリエステルとナイロンのハイブリッドにして手首・肘・肩にかかる負担を和らげることをおすすめします。
ガットの重さはだいたい何グラムですか?
ガットは、ゲージにもよりますが15~20g前後であることが多いです。
夏と冬でテンションはどのくらい変えると良いですか?
気温によってボールの飛びが変わるため、夏は冬よりも3~5ポンド程度硬く張ると良いでしょう。
柔らかい打感、しっかりした打感、固い打感など結局どのような違いがあるのですか?
線維の種類やマルチフィラメント・モノフィラメントなど構造の違いによって打感は異なります。また、柔らかいガットを張ったとしても、ボールがよく食いつくのを「柔らかい」と表現する人もいれば「重たい」と表現する人もいるでしょう。
ガットがよく切れるのですが、耐久性の高いガットを教えてください。
素材がポリエステルでゲージの太いものを選べば、耐久性を高めることが出来ます。ただし、ポリエステルは短時間でテンションロスが大きいので、1ヶ月以上張りっぱなしになるようであればゲージを細くしたり、ガットの種類を変えたりすると良いでしょう。
おすすめのハイブリッドの組み合わせを教えてください。
ナイロン・ナチュラルよりも耐久性を上げるためにハイブリッドにする場合は縦ポリエステル・横ナイロンもしくはナチュラル、ナイロン・ナチュラルよりも飛びを抑えるためにハイブリッドにする場合は縦ナイロンもしくはナチュラル・横ポリエステルにすると良いでしょう。目的に合わせてハイブリッドの組み合わせを変えると良いでしょう。
張り方は1本張りと2本張りどちらがおすすめですか?
店舗やストリンガーによる張り上がりのばらつきを減らしたいのであれば2本張り、緩みにくいようにしたいのであれば1本張りを選ぶと良いでしょう。基本的に、遠征等に頻繁に出る選手は常に2本張りにしておくと無難です。
ラケットのストリングパターン(16/19、16/20、18/20、18/16など)による違いを教えてください。
ストリングパターンは面圧に作用します。ストリングの目が細かいラケットは面圧が高くボールのコントロール性が高まり、目が粗いラケットは面圧が低くボールの飛びやスピン量を高めます。
ガットの張り替えのタイミング・サインを教えてください
期間としては、1~3ヶ月に1回を目安にすると良いでしょう。目安としては、動いたガットが元の位置に戻らなかったり、深い溝が出来て動きが悪くなったり、ガットが伸びてゆるゆるになってきたら張り替えのタイミングだと思って良いでしょう。
テンションロスをなるべく抑えたいのですが、いい方法はありませんか?
テンションロスを抑えるための張り方として「プレストレッチ」という事前にガットを引っ張っておいて、張り上げ後の伸びを抑える方法を取ることもあります。しかし、その効果のほどは科学的に証明されておらず、打感が硬くなるというデメリットもあるため、行わないことが多いです。テンションロスは多かれ少なかれ必ず起こるものなので、ガットの緩みが気になったら張り替えましょう。
ガットの太さ(ゲージ)は何を基準に選べばいいのですか?
まずは標準的な125もしくは130を選ぶと良いでしょう。そのうえでより柔らかい打感やボールの飛び、回転量を求めるならば細いガットを、耐久性や硬い打感を求めるならば太いガットを選びましょう。
ガットを購入するなら単張りとロールはどちらがお得ですか?
ロールの方が単張りよりもお得です。ガットの種類にもよりますが1張りあたり700~1000円ほど安くなります。
ロールはラケット何本分ありますか?1回に使う長さはどのくらいですか?
ラケットにもよりますが、標準的な200mのロールで17~19張り分あります。ちなみに1回につき11~12mのガットを使用します。
今張っているガットの種類がわかりません。見分け方を教えてください。
ガットには、ガットの種類(名前)・メーカー・ゲージ・生産国が書いてあります。それをみればどのガットを使っているのかわかるでしょう。
ガットのメーカーはどこがありますか?
大手テニスメーカーのバボラ、ヨネックス、ヘッド、プリンス、ウィルソンを始めとして、ゴーセン、ルキシロン、トアルソン、テクニファイバー、パシフィック、マンティス、プロケネックス、フォルクル、ポリファイバー、ソリンコなど様々なメーカーのガットがあります。各メーカーそれぞれ1通りのニーズに応えられるガットを持っています。
ストリングマシンによる張り上がりの違いを教えてください。
大手テニスメーカーのストリングマシンは基本的に同じ会社が製造しているため、張り上がりに大きな差は出ないでしょう。差が出るとすればストリンガーの張り方による部分が大きいでしょう。
ガットの張り替えをしているスポーツ量販店はどこがありますか?
スポーツオーソリティ―、スポーツデポ(アルペン)、ゼビオ、ヒマラヤ、ビクトリア、ウィンザー、その他ラケットショップなど、それぞれ金額や張り上がりに違いはあるものの、張り替えサービスを行っています。横浜市内にお住まいの方はぜひテニス専門のレニックスをご利用ください。
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